奄美大島で生まれ育った里アンナ。今では失われつつある島の言葉で唄われる島唄を、三線、竪琴を用いて唄い継いでいる。

今回のコンサートは、多様なジャンルで活躍しているドラマーの佐々木俊之とユニットである。プリミティブなサウンドに現代的な要素を取り入れた島唄と打楽器による音楽世界をお楽しみ頂きたい。

このユニットは2016年9月に、コルシカ島にて30年以上にわたって開催されている「RENCONTRES DE CHANT POLYPHONIQUES DE CALVI」に招聘され、欧州の聴衆から大きな反響があった。里アンナは今回、La Villette(5/31-6/3)などで上演されるシディ・ラルビ・シェルカウイの作品 “ICON”にも出演する。

【里アンナ】
3 歳より祖父に奄美の島唄を習い、その後島唄の大会で数々の賞を受賞した経歴を持つ。その後「レ・ミゼラブル」(ファンティーヌ役)といったミュージカルに出演し、シルク・ドゥ・ソレイユの公認ボーカリストとしても活動してきたが、2015年6月には奄美の島唄を三味線・奄美の竪琴の弾き語りをした初のプロデュースアルバム「紡唄」をリリースし、弾き語りの島唄と方言で語る民話のライブ活動も行ってる。失われつつある島の言葉を伝えていきたいという思いを持ち、新たな可能性の追求するため、ジャズからファンク、ディスコ、ソウル、ヒップホップまで多様な音楽性を提示する現代版レアグルーヴ体現バンドNautilusを結成し、そのリーダーでもある。