文化の中でも大きな位置を占める「武道」は、世界中、とりわけフランスにおいて、様々に表現され、また多くの人の興味の対象になっています。武道の中でも人気の高い空手は、オリンピック競技となった柔道のようにスポーツとして分類されるべきものか、もしくは、元々の伝統的、且つ、文化的なアイデンティティを保持するものとしてとらえられるのか、判断が分かれるものです。本講演会では、ジェレミー・ブリッド氏が、空手を例に、また、沖縄とパリでのご自身の体験を基に、武道の「スポーツ化」について語ります。