監督:外山文治 |  出演: 岡本玲、磯西真喜、海沼未羽、渡辺哲

製作: 2022 | 本編: 135分 | ジャンル: ドラマ | 日本語音声・仏語字幕


上映日時

・2023年12月7日 | 19h30~(監督挨拶あり)

・2023年12月14日 | 14h~


作品概要

2013年におこった高齢者売春クラブが警察に摘発された事件をもとに書かれた作品。今までタブー視されていた高齢者の性の問題に踏み込んでいるだけではなく、孤独や閉塞感、若者たちとの異世代交流をリアルに描いた群像ドラマ。大ヒットコメディ『カメラを止めるな!』を製作したENBUゼミナール“シネマプロジェクト”の第10弾。

妻に先立たれて孤独に暮らす時岡茂雄が新聞の三行広告にみつけた、「茶飲友達、募集」の文字。実は、 65歳以上のコールガールたちに仕事を斡旋する高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」の利用者募集だった。この組織を運営するのは29歳の佐々木マナと若者たち。彼らもまた何らかの事情から社会で浮いてしまっていて、孤独や寂しさを抱えている。そんななか、マナはコールガールたちや運営の仲間たちを「ファミリー」と呼び、アットホームな関係を築く。会員数も1000人を超えて、順調に進んでいるかのように見えたある日、高齢者施設に住む男性から一本の電話が入る。


外山文治

1980年福岡県生まれ。日本映画学校(現日本映画大学)の演出ゼミ卒業。「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞」で大賞とスタッフ賞をダブル受賞した自身の脚本『星屑夜曲』を映像化し、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭・短編部門」において「奨励賞・川口市民賞」を受賞、 「aff@あおもり映画祭」2008年度推薦作品にも選ばれる。短編『此の岸のこと』(2010)では老老介護の厳しい現実と夫婦愛を描き、「モナコ国際映画祭2011」で五つの賞を受賞。 シルバー世代の恋愛を描いた『燦燦-さんさん-』(2013)は「第38回モントリオール世界映画祭」フォーカス・オン・ワールドシネマ部門正式招待作品となり、全国公開のロングラン・ヒットとなる。『ソワレ』(2020)は釜山国際映画祭に正式出品された。